過払い請求

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過払い請求とは?

 

最近コマーシャルなどで「あなたの過払い金が戻ってくるかもしれません」というフレーズをよく聞きますね。これは債権者に払い過ぎた利息が戻ってくるかもしれないということです。

 

金融会社は利息を儲けに成り立っています。そしてこの利息は「出資法」という法律をもとに計算されていました。

 

出資法は債権者が要求できる利息の上限が定められたものです。そしてその上限は29.2%。つまり貸している3割の利子を要求してもそれは法外な要求ではないということです。

 

一方負債者を守る法律もあります。それは「利息制限法」という法律です。この利息制限法は100万以上なら15%、100万未満なら18%と、支払う利息の上限を決めています。

 

つまりこの法律で定められた上限を超えた利子を払っているなら、その払いすぎた金額の返還を求めることができます。そして、その請求を過払い請求と言います。

 

金融会社は利益を出すために当然出資法に基づいて利子を計算します。そしてお金を借りたい人に有利になるような情報は伏せておくものです。

 

私たち消費者がきちんと法律に関する知識を持ち合わせていなければ、金融会社が言うとおりの条件を飲んでしまうかもしれません。

 

しかし過払い請求することは立派な国民の権利でもあります。これは民法703条「不当利得返還請求」でしっかり保証されている権利です。

 

グレーゾーンとは?

 

上で述べた二つの法律「出資法」「利息制限法」に大きな差がある事を奇妙に思われませんでしたか?消費者と金融会社、それぞれに有利な法律に、多くて14%もの差があるのはおかしいと思われたかもしれません。

 

実はこの差が「グレーゾーン」と呼ばれ、多くの債務者を苦しめてきた原因でもあります。法律に詳しく、利益を出したい金融会社と、法律をあまり知らず言われた条件を素直に飲んできた消費者の関係が、高い利息を払うばかりで借金の元金が減らない現状を生み出してきました。

 

金融会社、カード会社などは利益を出したいのでこの29.2%という高い上限をもとに貸し付けを行ってきました。しかし2006年このグレーゾーン問題を解決する判決が下り、2010年に金利は「利息制限法」に共通されることになりました。

 

これを機に、問題が明るみに出て、グレーゾーンの存在した時期に借金をした方は、払い過ぎた利息を見直し、払い戻し請求を行うことが呼び掛けられるようになりました。

 

任意整理と過払い金

 

この過払い請求を行い、また今後一切の利息分をカットしてもらう要求ができるのが任意整理」で、主に弁護士に行ってもらう処置です。最近は金融会社のグレーゾーン問題が明るみにでたおかげで、多くの金融会社が任意整理の要求に寛容な態度を取っています。

 

そうはいっても経験の浅い弁護士や法律の知識の浅い人が交渉を行おうとすると足元を見られ、強い態度で出てくる場合もあります。交渉をスムーズに行うには、任意整理の経験に長けた弁護士に依頼するのが一番でしょう。

 

また過払い金請求をする際、気を付けておくべきことが一つあります。それは請求できる期間があるということです。不当に支払っていた分を請求できる権利は10年で時効を迎えます。

 

この過払い金請求は完済後も行うことができますが、完済した時からさかのぼって10年以内であるべきです。また2007年以降は問題が明るみにでて負債者を守る法律が制定されたおかげでグレーゾーンはなくなり、過払い金は発生していないと考えられます。

 

そのため、2007年以前(グレーゾーン問題が当たり前に会った時代)に借りいれ、まだ完済していない、もしくは完済して10年たっていない場合、請求することができます。

 

まずは自分がいつ、いくらを、利息何%で借りたか、今までいくら払ってきたか、情報を整理してみるようにしましょう。