ブラックリスト

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ブラックリストとは?

 

自己破産をしたらブラックリストに載り、世捨て人のような生き方をしなければならないとか、今後就職もできなくなるといったネガティブなイメージを持っている方は少なくありません。

 

ではそもそもブラックリストというのは何でしょうか?答えから言うと、「ブラックリスト」と呼ばれるリストは存在しません。多くの方が述べるブラックリストとは、「信用情報」か「官報」のことだと考えられます。

 

信用情報とは、信用会社が共有している、その人の情報が載せられた情報リストのことです。クレジットカード審査に落ちたので、他のクレジットカード会社で申し込んでみたら、そこも落とされたという経験はありませんか?これは別々の信用会社とはいえ、同じ信用情報を共有しているからです。信用会社はその人の負債記録やクレジットカード審査の結果などの情報を見ることが出来ます。

 

もちろん自己破産、個人再生、負債整理をした記録もしっかり残ります。そのためこのリストに載ると当分クレジットカード審査にも通らず、カード会社のローンを組むことはできなくなります。そのような意味で「ブラックリストに載る」と表現することがあります。

 

官報というのは、破産などの裁判内容が掲載される、国が発行している広報紙のことです。自己破産や個人再生など裁判所を通した場合、その広報誌に記載されます。これは債務者を公表するためでなく、あくまで裁判の記録として掲載されています。

 

自己破産をすると官報に名前が記載されるため、「ブラックリストに載る」と勘違いしている方がおられます。

 

どこに登録されるの?

 

信用情報は株式会社日本信用情報機構、株式会社CIC、全国銀行信用情報センターといった信用情報機関に記録されます。

 

官報は国立印刷局が発行しています。だれでも見ることは可能ですが、裁判官や法律事務所、当事者などしか利用しないもので、日常生活に大きな影響を与えるものではありません。一か月ほどで記載が消えるので、友人や親せきにばれるような心配はほとんどいりません。

 

ブラックリストの影響は?

 

信用情報に自己破産や個人再生の情報が載ると、クレジットカードの審査やローンが組めなくなるという影響がでてきます。しかしそれも永遠ではありません。多くの場合5〜10年で情報の時効が成立します。日本の信用機関は大きく分けて3つあります。それぞれの信用機関やその人が行った負債整理の方法によって記録が残される期間は異なります。

 

例えば株式会社CICは個人再生、任意整理の情報は記載しないとしているのに対し、全国銀行信用情報センターでは個人再生の情報は10年間保管されるとしています。もしあなたが自分自身の信用情報はどうなっているのか知りたい場合は、開示請求できる権利があります。気になる場合はチェックしてもらうのもいいかも知れません。

 

もうひとつのブラックリストと言われる官報に載ったからと言って、それで会社がクビになるとか、就職しにくくなるとか、子供の受験に影響が出ると言ったことは一切ありません。市民権がはく奪されるわけでもありません。日常生活を揺るがすものではないということを覚えておきましょう。

 

しかし時には官報についての正しい知識を知らないことと、自己破産したことを隠しておきたいという人間心理をうまくついて、悪徳業者がその情報を悪用することがあります。官報に載っている人にお金でブラックリストから名前を消すお手伝いをするといってダマしてくる場合があります。そうしないと家族がクビになるとか、子供が大きくなって就職できないとか、いろんな不安要素をもってあおってくるかもしれませんが、どれもウソですので、引っかからないようにしましょう。